女らしい装いへの抵抗感

小さい時は生き辛かった。小学2年生の頃には、人生終わらせたいなぁなんて考えていた。
何がそんなに嫌だったのか、思い返すと、性的なアイデンティティに問題があって、どうもそれがストレスだった気がする。


元々女の子として生まれて女の子として暮らしていたのだけど、短髪にズボンでいることが多かったせいで、男の子に間違われてばかりだった。そのたびに「わたしは女の子よ!」と抗議していたそうだけど、一方で女の子らしい行動をした時に、女みたいと周囲の男の子たちに囃したてられるのも恥ずかしくて嫌だった。


正直、今でも女らしい装いをすることには抵抗がある。特にメイクすることに対してのハードルが高い。


真っ裸を見られることと、メイクをしてる最中を見られることと、より人から見られたくないのは私の場合、後者だ。
それでも何でも「まともな人」に見られるために、仕事には簡単なメイクをしていくのだけど、お昼休みにトイレで化粧直しをしている最中に知り合いが入ってくるとものすごく動揺する。


もっとお化粧した方がいいよとよく人から言われてきたのだけど、これまでうまく自分の心理を説明できず、絶縁してしまった相手もいた。この記事を書いて少しすっきりした。