夫や妻に代わる言葉

パトリック・ジョセフ・リネハン氏(現・大阪・神戸アメリカ総領事館 総領事)のインタビュー記事を読んだ。
彼の「夫」は日系ブラジル人のエマーソン・カネグスケ氏。
二人はゲイのカップルだそうだ。

 

ここで、「という事は総領事が妻?」と思った無知蒙昧な私。

同性愛者の場合は、夫同士または妻同士になるのだね。ひとつ賢くなった。

 

中学生の頃、英語の授業でMiss.とMrs.を習ったついでにMs.も紹介されたのを思い出した。

Miss.は未婚女性、Mrs.は既婚女性に付ける敬称。でもMs.は未婚既婚を問わず使える敬称です、と先生が言ってた。

女性の社会進出に伴い、第3の敬称が生まれたという話だった。

 

同性愛者の社会進出に伴い、パートナーを示す第3の名詞も早く生まれると良い。

 

「夫」も「妻」も文化的な先入観が染み付き過ぎていて、伝統的に期待される役割を果たさない人を辱める。

例えば「働かない夫」は「働かない妻」より問題があるし、「料理をしない妻」は「料理をしない夫」よりタチが悪い。

 

夫や妻に代わる第3の名詞は、きっと大多数の異性愛者カップルにも自由を与えてくれるんじゃないかな。